ファクタリングとABL

ファクタリング債権別の種類と2社間3社間の仕組み!メリットとデメリットを比較

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今回は法人の資金調達方法の一つであるファクタリングについて記載していきます。

ファクタリングの概要
ファクタリングとは、企業が持つ未回収の売掛金を、ファクタリング会社に買取ってもらうことで、売掛金の入金予定日よりも早く、企業が現金を得ることの出来る=資金調達出来る仕組みです。ファクタリングとは英語で「factoring」、日本語で「仲介」の事で、資金調達の「仲介」をするサービスです。より実務に即して表すと売掛金の現金化の仲介をするサービスです。

企業の資金決済の流れ
ここで、企業間の資金決済の流れについて簡単に説明します。
企業が事業を行う際、物やサービスを提供します。物やサービスの提供を受けた取引先は代金を支払います。個人間であれば現金が一般的かと思いますが、企業間においては現金での即時の決済だけでなく、売掛金での決済も多く用いられています。売掛金は、何日後に支払います、という約束で、一般的には「月末締めの翌月15日払い」や「月末締めの翌月末払い」等、数十日後に支払うケースが多いです。このケースですと、物やサービスを提供する企業側は、物やサービスを先に提供する一方で、代金=売掛金の回収は後になります。物やサービスの提供にはコスト(材料費や人件費、輸送費等)がかかることから、コストと代金回収にタイムラグが生じる訳です。この期間を一般的には資金立替期間と呼び、この立替資金を運転資金と呼びます。資金立替期間において、資金力に余裕のある企業や、物やサービスを提供するにあたってのコストの支払を代金回収完了まで伸ばすことが出来る企業であれば問題はないかもしれませんが、そうでない企業は資金繰り=運転資金の調達に悩まされることになります。

ファクタリングの概要
まずファクタリングの流れについて説明します。
売掛金の発生から、ファクタリング業者によるファクタリング利用企業への現金支払までの流れは以下の通りです。ここでは一般的なスキームである3者間契約スキームで説明します。
① 商品の販売やサービスの提供 → 売掛金が発生
② ファクタリング利用者(売掛金保有先)から取引先(売掛先)に対して売掛金買取り契約の通知・承諾依頼
③ 取引先(売掛金)とファクタリング業者間で売掛金の債権譲渡契約を締結
④ ファクタリング利用者(売掛金保有先)とファクタリング業者間で売掛金買取り契約の締結
⑤ ファクタリング業者からファクタリング利用者(売掛金保有先)へ売掛金の買取り資金の支払
⑥ 取引先(売掛先)からファクタリング業者へ売掛金の支払
ファクタリングを使用することで、ファクタリング利用者は、当初売掛先と決めた売掛金の支払期日よりも早く、ファクタリング業者を通して支払を受けることが出来ます。

なお、ファクタリングには2者間契約スキームと言われる方法もあります。ファクタリングサービスの流れは以下の通りです。
① 商品の販売やサービスの提供 → 売掛金が発生
② ファクタリング利用者(売掛金保有先)とファクタリング業者間で売掛金買取り契約の締結
③ ファクタリング業者からファクタリング利用者(売掛金保有先)へ売掛金の買取り資金の支払
④ 取引先(売掛金)からファクタリング利用者(売掛金保有先)へ売掛金の支払
⑤ ファクタリング利用者(売掛金保有先)からファクタリング業者へ、④で回収した売掛金を基に支払

3者間契約と2者間契約の違い
上記で説明した3者間契約と2者間契約の違いについて更に説明していきます。
取引先への通知
「3者間契約」
3者間契約の場合、ファクタリング利用者(売掛金保有先)は売掛金の買取りをファクタリング業者に申込むにあたり、当該売掛金の買取りをファクタリング業者に申込むことを、取引先(売掛先)に対して説明し、承諾をしてもらう必要があります。具体的には売掛金買取り契約を通知し、承諾をしてもらいます。簡単に言うと「御社の売掛金をファクタリング業者に買い取ってもらいますが問題ないですよね?」との内容です。この時に取引先(売掛先)から、ファクタリング利用者(売掛金保有先)に対してネガティブなイメージを持たれる危険性があります。例えば
「あの会社、資金繰りが苦しいのではないか?売掛金の通常の支払期日迄待てない位財務の状態が悪いのではないか?」
ですとか、場合によっては
「いつ潰れるかも分からない会社に仕事を任せるのはリスクがあるので、他の業者に依頼しよう」
といったものです。
「2者間契約」
一方2者間契約については、ファクタリング利用者(売掛金保有先)とファクタリング業者のみでの契約、資金決済となりますので、取引先(売掛先)に対して不安を与えるような情報が流れることはありません。

ファクタリング利用手数料
ファクタリングを利用するにあたっては、登記費用や印紙代等諸々手数料がかかりますが、買取る売掛金額に対して●%とオールインコストで契約をすることが一般的です。
「3者間契約」
3者間契約の場合、売掛金額の5~10%が一般的です。
「2者間契約」
一方、2者間契約の場合、売掛金額の10~25%が一般的です。
この違いは、ファクタリング業者から見た際の、回収リスクの違いに起因しており、結論から言うと3者間契約の方が2者間契約よりも回収リスクが低いと考えられているため、手数料も低くなっています。
3者間契約の場合、ファクタリング業者に対する支払(ファクタリング業者に取っての回収)は、取引先(売掛先)からファクタリング業者に対して直接行われます。これに対して、2者間契約の場合、ファクタリング業者に対する支払は、取引先(売掛先)からファクタリング利用者(売掛金保有先)に対して一旦支払があった後に、ファクタリング利用者から行われます。ここにリスクがあり、例えば、ファクタリング利用者が取引先(売掛先)から受け取った資金を別の事に使ってしまったり、持ったまま倒産をしてしまい、ファクタリング業者の手元に資金が届かない可能性があります。このリスクを勘案し、2者間契約は手数料が高く設定される傾向にあります。

入金スピード
入金スピードは「2者間契約」の方が「3者間契約」に比べて早くなることが多いです。
「3者間契約」
3者契約では、取引先(売掛先)に対するファクタリング利用者(売掛金保有先)からの説明、ファクタリング業者との売掛金の債権譲渡に関する契約の締結が必要になることから、ファクタリング業者による売掛金の買取~ファクタリング利用者の口座への入金までに数日~1週間時間がかかる可能性があります。
「2者間契約」
これに対して2者間契約の場合には、ファクタリング利用者(売掛金保有先)とファクタリング業者だけでの契約になりますので、プロセスが少なく最短で即日の入金も可能です。

審査の難易度
ファクタリング業者で行う審査の難易度は「2者間契約」の方が「3者間契約」よりも高くなります。
「3者間契約」
3者間契約の場合、ファクタリング業者は資金の回収を取引先(売掛先)から直接行いますので、ファクタリング業者の審査のポイントは取引先(売掛先)の信用力のみとなります。信用力とは簡単に言うとその企業の支払能力です。取引先(売掛先)が上場企業や、良好な財務体力を有する企業であれば信用力が高いと判断出来ることから、ファクタリング業者としても安心してファクタリングを実行することが出来ます。
「2者間契約」
2者間契約の場合、ファクタリング業者の審査のポイントは取引先(売掛先)とファクタリング利用者(売掛金保有先)両社の信用力になります。これは資金の回収までに取引先(売掛先)とファクタリング利用者(売掛金保有先)両社が関係しているからです。両社の信用力が十分でなければファクタリング業者には資金の回収に関するリスクが発生してしまいます。そのため結果として「3者間契約」よりも難易度は高くなります。

ファクタリングのメリット・デメリット
ファクタリングのメリット・デメリットについて、銀行借入との比較で説明していきます。
メリット
売掛金の資金化をスピーディーに行うことが出来る
売掛金の資金化は通常であれば30日~60日かかりますが、ファクタリングを使うことで最短で一日で資金化をすることも可能です。売掛金見合いで運転資金として銀行からの融資を利用することも出来ますが、新規の取引であれば融資の審査に数週間~1カ月以上かかることもあり、資金化のスピード感はかなり早いです。
審査が簡便で難易度が低い
ファクタリングは売掛金の審査が中心になりますので、売掛金の回収可能性に問題がなければ審査は通ります。例えばファクタリング利用者の財務内容が多少悪くても利用可能です。一方、銀行融資の場合は、債務者(本件で言うところのファクタリング利用者)の信用力や実行案件についても審査の対象となります。審査にあたっては業績の見通しや、過去のB/SやP/Lの内容についても説明を求められます。B/SやP/Lの内容が良くなければ融資を受けることは難しいです。ファクタリングは比較的に容易に資金調達が出来る方法の一つです。
保全の差し入れが不要
ファクタリングは保全、具体的には担保や連帯保証の差し入れが不要です。銀行融資であれば、債務者の業績が良くないと判断されれば、担保や連帯保証の差し入れを実行の条件とされますが、ファクタリングでは不要です。担保・保証余力が乏しい企業にはありがたいですね。
回収義務が無い
ファクタリングの場合、債権そのものを譲渡してします。仮に売掛先が資金繰りに窮し売掛金の未払いが起きた場合にはその責任を負う必要はありません。取引先(売掛先)の倒産リスクを回避出来ることはメリットの一つです。
財務圧縮に繋がる
ファクタリングを利用することで、財務の圧縮をすることが出来ます。具体的には、ファクタリングを利用することで、調達した資金によって負債を返済することが可能なため、財務を圧縮することに繋がります。財務の改善は、ひいては企業価値の向上に繋がります。上場企業であれば投資家からの評価も上がります。一方で、銀行融資を利用した場合、負債が増加し、財務の膨張に繋がります。
売掛金回収に関する管理コストの削減が可能
ファクタリングを利用していない場合、自社で売掛金の回収について管理をする必要があります。売掛金の管理にはシステムの整備も必要です。また仮に回収が出来なくなった場合、法的手続きを含めて様々な対応をする必要があります。その他、売掛金が発生する前に、取引先(売掛先)に対する信用調査を行う必要があり、相応の管理コストが発生します。
一方、ファクタリングを利用することで、売掛金の管理業務をファクタリング業者に外部委託することが出来、管理コストを減らすことも可能です。売掛先が倒産した場合、売掛債権が譲渡されていますので、法的手続きなどはファクタリング業者の仕事となります。削減した管理コストを営業等前向きな業務に振り向けることも可能です。
こっそりと資金調達が可能
2者間ファクタリングスキームであれば、取引先(売掛先)に知られずに資金調達をすることが可能です。

デメリット
手数料が発生する
ファクタリングを利用する場合、当然ながら手数料が発生します。
銀行融資で言う所の金利に相当するものです。手数料水準は銀行融資と比較すると高めです。
債権譲渡登記が必要な場合がある
ファクタリングの金額が大きくなると、債権譲渡登記が必要になる場合があります。これは、売掛金の受取に関する権利がファクタリング業者に移転されていることも証明するものです。登記手続きには費用が発生(数万円)し、ファクタリング利用者(売掛金保有先)で負担する必要があります。

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